・Movable Type にサインインして、"ブログテンプレートの管理" 画面に移動。
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・「
HTMLヘッダー」テンプレートモジュールに手を加えます。h2v-min.js と h2v.css を読み込む設定を追加します。(赤文字の2行:ファイルパスはご自分の環境に置き換えてください)
<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
<link rel="stylesheet" href="<$mt:Link template="styles" encode_html="1"$>">
<!--[if lt IE 9]>
<link rel="stylesheet" href="<$mt:Link template="styles_ie" encode_html="1"$>">
<script src="<$mt:SupportDirectoryURL encode_html="1"$>theme_static/<$mt:BlogThemeID$>/js/html5shiv.js"></script>
<![endif]-->
<mt:Assets tag="@SITE_FAVICON" limit="1"><link rel="shortcut icon" href="<$mt:AssetURL encode_html="1"$>"></mt:Assets>
<link rel="start" href="<$mt:BlogURL encode_html="1"$>">
<script src="/h2v/h2v-min.js"></script>
<link rel="stylesheet" href="/h2v/h2v.css">
編集が終わったら「変更を保存」。
Movable Type 本体に加える変更は、
これだけです。さあ、記事を書きましょう。
「ブログ記事の編集」画面で、普通に記事を書きます。
書き終わったら、"HTML編集モード" に切り替え(エディタの赤丸の部分をクリックし)て…
… h2v.js のために縦書きエリアを指定します。
- 記事本文全体を縦書きにしたい場合 → 記事全体を <div id="xxx">〜</div> で囲む。
- 記事の一部分を縦書きにしたい場合 → その部分を <div id="xxx">〜</div> で囲む。
このとき、縦書きエリアに設定する id は、他の記事と絶対に重複しないものを指定してください。
上の例では、日付を元にした id を振っています。他にも、記事のエントリーIDだとか、通し番号だとか、とにかく絶対に重複しないこと。
id が重複すると、インデックスページやアーカイブページなど、複数の記事が表示されるページで h2v.js が適切に動作しなくなります。
最後に、記事の一番最後・縦書きエリアの外部に、h2v.js を呼び出すためのスクリプトを記述します。
<script type="text/javascript">
h2vconvert.init( { 't20130405':{ chars:20, lineInterval:0.8 } });
</script>
書式は、h2vconvert.init( { '
縦書きエリアに振った id ' : {
縦書きパラメータ } } ); です。パラメータについては
こちらを参照してください。
はい、
これで縦書き記事の完成です。
設定に間違いが無ければ、「プレビュー」で記事本文が縦書き表示されることを確認できると思います。
また、インデックスページやアーカイブページなど複数記事が表示されるページでも、Movable Type のほうで記事全文を表示する設定になっていれば、全ての記事が適切に処理される筈です。
今回紹介した方法は、「縦書きをする / しない」「縦書きのパラメータ(文字サイズ・行間スペースなど)」を、記事ごとに、簡単に個別設定できるので、その点では良いのではないかと。
横書き記事・縦書き記事、様々な縦書き設定の記事が混在した、うちのアーカイブページの例を、こちらで確認することができます →
freefielder.jp: 夕暮れアーカイブ
さて、今回説明した方法だと「過去の記事も全部縦書きにしたいので、記事ごとに編集するのは面倒だ」とか「記事個別にパラメータ設定とかいいから、全記事、同じように縦書きにしたい」、「記事タイトルなども含めて縦書き表示したい」などの場合では、少し不満が残るかもしれません。
そんなときは、
- テンプレートを更にガシガシとカスタマイズする
- カスタムフィールドを活用して h2v.js の挙動を制御する
…といった方法が考えられますね。
とりあえず、
- 縦書き表示をしたいページのヘッダー部分で h2v-min.js と h2v.css が読み込まれるようにする。
- 縦書きエリアには、絶対に重複しない id が振られるようにする。
- 縦書きエリアごとに h2vconvert.init( ) が呼ばれるようにする。
…と、これらの基本を頭に入れながらカスタマイズ作業をすれば、きっとあなたの考えたとおりの縦書きブログを作成できると思います。